FEATURE

道具が可能にする新しい旅4
- BORDERLESS -

FEBRUARY 28, 2017

自転車で街を抜け出し、
山を駆け、川を下る。
ボーダーレスな旅に出る。

金曜日の午後遅くに自転車で家を出た。街を抜け出してジープロードへ向かい、誰もいない峠で眠る。翌日もロードとトレイルを繋いで走り続けた。街から山へ、山から町へ。景色は少しづつ変わり続け、いくつ目かの峠を登りきったとき、遂に目指す山が見えた。麓に自転車をデポしてハイクアップ。満天の星空の下で寝た。
翌朝、まだ誰もいない朝の山を一気に駆け下りた。清らかな空気を吸い、川のせせらぎと鳥たちの歌を聴きながら、自分の心と体に意識を集中する。素晴らしい日曜日の朝。僕はゼン・マスターじゃないけれど、彼らの気持ちが少しだけわかった気がした。
再び自転車に乗り、川を目指す。二日間フルに使ってきた体は悲鳴をあげているけれど、多分大丈夫だろう。川に着き、パックラフトを広げれば、あとは川の流れが家に連れ帰ってくれるはずだ。途中で日が暮れてしまったら、どこか適当な河原でキャンプをすればいい。今夜も星空の下で眠るんだ。

CAMPING

新しい世界の扉を叩く
キャンプ装備の軽量化。

装備の軽量化とは、つまりキャンプ装備の軽量化である。ぜひ一度、キャンプ装備の軽量化に取り組んでみて欲しい。それが旅にどれだけの恩恵をもたらすか、新しい世界へ誘ってくれるかを感じて欲しい。もちろん、それはラグジュアリーなオートキャンプとはまったく違う体験だ。けれど、「足るを知る」経験には間違いなくなるだろう。そして自然の中で簡素な道具だけで暮らせることを知ったあなたは、次は普段の生活のことを考え始めるかもしれない。まったく、我々の生活は一体どれだけの「本当は不要なもの」で溢れているのだろう?自然の中でキャンプをする本当の意義は、実はそれを知ることにあるのかもしれない。

ピナクルソロイスト / GSI
ポッド、マグ、スポークが一体となったソロ用クッキングシステム。ポッドには熱伝導率の高いピナクル加工が施されており、ガスストーブとカートリッジを収納できる。
(エイアンドエフ / 社外サイト

VTフーディ / アイベックス
ミッドウェイトのメリノウールを使用したミッドレイヤー。天然の防臭効果があり着心地も極上。
(エイアンドエフ / 社外サイト

O2 / ザ・ノース・フェイス
2人用ながら付属品を除けば1kgを切るライトウェイトテント。エンドポールをトレッキングポールで代用すれば更に軽量化が可能。
(ゴールドウイン / 社外サイト

スーパーライト2 / ザ・ノース・フェイス
ハーフファスナーを採用し徹底的に軽量化。中綿には撥水性のあるプロダウンを採用し、更に背面と頭部と足下部分には防水性のある生地を採用、結露の濡れによる保温性の低下を防いでいる。
(ゴールドウイン / 社外サイト

MS-B3 / マイルストーン
距離センサーを搭載し、電球色と白色LEDを自動で切り替えてくれる。
(マイルストーン / 社外サイト

ウッドバーニングストーブ / トークス
ウッドバーニングストーブはストーブとしてもキャンプの夜のお楽しみとしても使える。3ピースのパーツはスタッキングして収納可能。
(スター商事 / 社外サイト

三田正明
/ ライター フォトグラファー

旅好きが高じて山に開眼。国内外の山域をハイクしつつ、ハイキング・カルチャーをジャーナリスティックに伝えている。数年前から自転車にも傾倒し、日本独自のバイクパッキングの方法論を模索中。