FEATURE

写真旅のススメ
- 棚田の都サパ 後編 -

DECEMBER 26, 2017

かつて、フランスの植民地時代に避暑地として開発されたベトナム・サパ。 標高 1600Mという高地山岳に位置するサパからの景色は絶景で、綺麗な空気と美しい棚田が広がり、南国で ありながら夏でも涼しく過ごしやすい気候。そんなサパは現在、ベトナム人からも人気の山岳リゾートでもあります。

そして、色とりどりの刺繍が入った民族衣裳に身を包む少数民族と交流を持てるのも魅力の1つ。 いくつかの民族が存在しますが、彼らの纏っている衣装の色によってそれぞれどこの民族なのかがわかります。赤や花柄、藍染した衣装など…そんな華やかな衣装で街全体が色鮮やかに。 出会って早々たくさんのお土産品を売りこんで来るのも、コミュニケーションの一つ。 少数民族とこんな風に触れ合える地域があるなんて!

街並みはフランスの文化が入り混じっている為、西洋風な建物が軒を連ね、そんな中でカラフルな衣裳を纏った少数民族が共存するというなんともエキゾチックな雰囲気。ハノイやホーチミンとはまた違った、秘境感たっぷりの雰囲気を味わう事ができるサパ。
そんな大自然と西洋の文化が入り混じるサパへ、行ってきました。

PHOTO TRIP TO SAPA VIETNAM
(feat. AZUMI & YURIE)

女性2人で出かける
三泊四日のベトナムサパへの写真旅

ベトナムというと、常夏、カラフルな雑貨やランタン、道いっぱいに行き交うたくさんのバイク…そんな賑やかでエネルギッシュなイメージ。 だけど、少し足を伸ばしてみるとそんなイメージとはまた違う、美しい棚田が広がる雄大な自然と何処と無くエキゾチックな魅力を持つ、そんな街に出会うことができます。

今回はベトナム北部に位置するサパへ、女二人旅。
高い山と森に囲まれたサパには少数の山岳民族が暮らす集落が周りに点在していてそれぞれの暮らしぶりを見たり、体験できたり…。貴重な少数民族たちとの交流や美しい棚田を見下ろしながらのトレッキングは、サパならではの楽しみ。それに街並みやホテルはフランス統治時代の背景が色濃く残っていて、建物自体の雰囲気自体はもちろん、道のほとんが斜面・階段。 それも、サパの景観と雰囲気の重要な要素かもしれません。そんな斜面の多い路地ではお土産や雑貨が売られ、至る所でマーケットも開催。食料などはもちろん、衣装に使われているような様々な色を織り込んだ鮮やかな布を主体としたマーケットも。

山岳民族村は東南アジアに数多く存在するけれど、こんなに色鮮やかで楽しい街って、なかなかないかも。 クラクションが鳴り響く首都も賑やかで楽しいけれど、綺麗な空気と絶景、そしてカラフルな色彩を楽しみに今回はサパを中心に三泊四日のステイ。

DAY3:
予定を変更して、
サパらしさを満喫できる
ホテル優雅に過ごす1日

色々なものを見るのも楽しいけれど、1日くらいは思いっきりホテルでの時間を楽しみたい。
そんな3日目は、バンガロータイプの客室にベトナムらしいインテリアが魅力的なホテル”SAPA CLAY HOUSE”にステイ。客室はもちろん、なんと言っても部屋からの景色が絶景!ずっと続く美しい棚田。サパらしさを存分に堪能できる、とても贅沢なホテルです。前日はトレッキングでサパの魅力をたくさん発見できたので、3日目は予定を変更しのんびりホテルステイを楽しみました。

”SAPA CLAY HOUSE”は町の中心部から車で10分ほどの場所に位置するので、カラフルな町の喧騒から少しだけ離れ、静かに過ごすことができるのも嬉しいポイント。

メインロビーを抜け、宿泊するバンガローまでの廊下も探検気分でワクワクしてしまいます。早速室内に入ってみると高い天井と大きな窓が開放的で、お部屋のベッドやチェスト、テーブルも竹で創られていて雰囲気たっぷり。

まずは温かいハーブティーを飲みながら、トランクを広げ明日着る洋服の相談をしたり最終日の予定を確認したり。のんびりしながら、お部屋の雰囲気を楽しみました。

お部屋のバルコニーからの景色も圧巻。周りに景観を邪魔するものが何もなく、開放感が気持ち良い。そんな静かな場所で、大きなクッションに座り深呼吸。美しい棚田をまるで独り占めしているかのような気分になれる、まさに贅沢な時間。

竹で創られたバンガローは、天蓋付きのベッド、チェストにテーブルまで竹で創られていて内装の雰囲気も抜群。”サパらしさ”を存分に堪能できるホテルでのんびりステイを楽しんで。(FR100Lで撮影)

部屋のバルコニーからの景色も絶景。見下ろすと美しい棚田が広がり、見上げると雲が近いというなんとも開放的なバルコニー。大きなクッションと共に、心行くまでお昼寝したい。(FR100Lで撮影)

DAY:4
サパの街に再び戻って
子供たちと戯れる
都会では体験できない
サパの空気に酔いしれる

4日目、バンガローで気持ちよく目覚めたら再び街へ戻ります。
この日も晴れて、気持ちの良い気候。せっかくなので、テラスでランチをとりました。

最後の食事。名残惜しい気持ちを抱きながら、米粉麺がモチっと美味しいベトナムの代表料理”フォー”でこの旅を締めくくり。フォーの温かさと優しい味付けが、疲れた身体に染み渡ります。お決まりの山盛りハーブも、好きなだけトッピングして。そして食後には、南国らしいフルーツと濃厚なベトナムコーヒーを。

深めに煎った豆から抽出するコーヒーと甘いコンデンスミルクを混ぜて作る、ベトナムコーヒー。このなんとも癖になる甘さも、ベトナム・サパ旅の思い出の味です。

コーヒーを飲みながらのんびりしていると、物売りの子供達に話しかけられました。せっかくだし、子供達とコミュニケーションが取りたい!と思い取り出したのは、メイクポーチ。みんな、見たことのないメイク道具に興味津々。今から何が始まるんだろう?と子供達の目がキラキラ輝き始めました。一人にお化粧をしてあげると”私にもやって!”と、どんどん子供達が集まってきます。

最初は売り子とお客さんの関係だったけれど、フレンドリーに接するうちに皆とても笑顔に。”言葉は通じなくてもコミュニケーションを取る方法ってたくさんあるんだな”と子供達の無邪気な笑顔を見て、今回のベトナム・サパの旅、良い締めくくりになりました。

米粉麺で作られた、ベトナム名物”フォー”。たっぷりのハーブと共に。
コンデンスミルクの甘さが癖になる”ベトナムコーヒー”は、豆にも特徴が。なんと豆を焙煎し終わった後、そのコーヒー豆店オリジナルの調味料で風味づけをしているのだとか。これが癖になってしまう理由の一つみたい。(FR100Lで撮影)

物珍しい化粧品に興味津々の子供達。塗ってもらったり、自分で手探りで試してみたり。初めてのお化粧、鮮やかな民族衣装によく合います。 (FR100Lで撮影)

「SAPA CLAY HOUSE」
中心街から車で約10分ほどの場所にある”SAPA CLAY HOUSE”は、『静かな立地・雰囲気抜群のバンガロー・美しい棚田が広がる景観』と三拍子揃った魅力的なホテル。
ここでサパの魅力を存分に味わうことができるので、ホテルステイにもぴったり。最終日前日、まったりホテルで過ごすのはいかが?せっかくのバケーション、のんびり静かなバンガローで、サパの旅に想いを馳せて。

バスに乗り込みハノイ空港へ
帰路につきながら
これまでの旅を振り返る

サパでの冒険も、あっという間。そろそろ帰路につく頃です。
帰りは寝台バス”SAPA express”を使い、ハノイの空港まで向かいます。行きの寝台列車よりも早く、5時間半程度で空港に到着。

バスの中は、2段ベッドがズラリと並んでいるイメージ。寝台バスは初めてでしたが、シートはフルフラットに近く、足も伸ばせるためかなり快適。隣同士の席を確保したら、撮り溜めた写真を見返して旅の思い出を振り返ります。

「棚田の都サパへの旅」
Shooting by #CASIO #FR100l
初めての寝台列車にカラフルな民族衣装、美しく広がる棚田、初めてできた黒モン族のお友達”ブーちゃん”、自然を楽しんだトレッキング、そして仲良くなった子供達の笑顔…あっという間だったけれど、思い出はたくさん。色々なものを見て、知って、体験して。どれもこれも、良い思い出。旅って、良いよね。

Azumi
/ VIDA RICA DESIGN

インテリアwebshopを展開。 愛車のVANをDIYして、海や山をドライブしながら大自然の中で特別な時間【VAN LIFE】をして過ごすのが趣味。 目でみて触れて肌で感じた特別な瞬間を切り取って動画編集する事も得意とする。

YURIE
/ インスタグラマー

キャンプ、グランピング、ソトごはん等の写真が「おしゃれすぎる!」と話題の人気インスタグラマー。どんな場所でも、ちょっと工夫するだけでできるヒントが多数詰まったソトアソビのスタイルが人気。商品プロデュース、空間ディレクションや雑誌の連載など活動は多岐にわたる。 特技は頭の中で描いたイメージを"カタチ"にすること。2017年2月、KADOKAWAより初の著書「THE GLAMPING STYLE ~YURIEの週末ソトアソビ~」を出版。