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僕らが旅に出る理由
- 写真を撮りに出かける旅 前編 -

APRIL 27, 2017

YOUR CHAPTER
feat. YURIE

少しだけ日常を変えたい時、いつも「旅に出よう」と思い立つ。
新しいものに出会い、初めての物を食べ、見たこともないような景色を見にいこう。
そんな目新しい体験をするうちに、自分自身の新しい部分を発見する事になる。
“初対面の人と難なく話せている自分”、“初めて食べた食材をおいしいと感じる自分”、
“澄んだ空気に感動する自分”。
旅の醍醐味は、日常では出会う事が出来なかった“初めての自分”と出会えるところにあるんじゃないかな。
旅には楽しくて印象的な瞬間や、“永遠に続いたらいいのに”、と願う瞬間がたくさんある。
そんな、一瞬で過ぎ去っていく儚い瞬間を写真におさめて。
一瞬一瞬を切り取った写真を見返す度に
「積み重なって、今の自分がいるんだな」と思えるから。

“何を持っていこう?”から、
もうその旅は始まっているのだ

さあ、何を持っていく?
まずは旅に必須なデイパック。両手が空くのはもちろん、予想外の買い物をした時にも打ってつけ。偶然通りかかったマーケットで、おいしそうな色のトマトや香ばしい焼きたてのバケットを見つけてワクワクした時に、こう思うんだ。「明日の朝ごはんは、お手製のサンドイッチにしよう!」ってね。そんな時、大容量のデイパックにマーケットでの予想外の買い物を詰める。あ、おやつのスコーンも忘れずにね。

スーツケースを開けると、そこには自分の選りすぐりアイテム達。
服だけはあれも、これも。うーん、悩む。ミニマムな荷物の方がラクチンだけれど、行き先や“したい事リスト”に合わせて洋服を選びたい。やっぱりお花畑ではあの服を着てアイスクリームを食べたいし、海沿いでは白いワンピースを着ながら自転車に乗りたい。自然いっぱいの緑の中では、あの明るい服がぴったりかな。そういえば、今回は“羊と戯れる”というメインイベントがあるんだった。どうせだったら赤いワンピースでも着ようかな。ハイジの気分でさ。草原の緑と、羊の白に、赤いワンピースなんて写真的にもばっちりでしょ?そう思って、古着屋を回って探したんだ、ハイジみたいな赤いワンピース。

フェルトのハットも必須だね。
日よけにもなるし、寝坊しちゃった旅の朝にも大活躍。少しだけ深めに被って、旅人気分も味わってみる。

そうだ、地図も持って行こう。なんでも書き込めるトラベルノートもね。
旅に出る度に更新されていく、オリジナルのトラベルノート。旅の楽しみが増すとっておきのアイテム。左ページに地図を貼って、右ページには気になるものをリストアップする。
ローカルフードに出会えるマーケットの開催日、おいしそうなホームメイドのクッキー屋さん、素敵な服に出会えそうなビンテージショップの場所も細かく書き込んでいく。

それと交通手段や、寄り道スポット、ベターな道順もね。
1つでも多くの新しい物を見たいから、準備も念入りに。

さて、今回も色々リストアップしてきた。
行きたい場所、食べたいもの、見てみたいもの全部ぜーんぶトラベルノートに詰め込んで。初めて旅する街を知るには、歩くのが1番。地図を見ながら、コンパスを使って。時には、人に聞いたりしてみてさ。画面上の地図じゃなくて、たまにはこんなアナログな旅もいいでしょ?帰り道の列車の中で、旅の感想や日記を書き加えるのも楽しみの1つ。

あとは、そうだな。お気に入りの音楽と、本を1冊だけ。
旅から帰ってきた後、旅先で聞いていた音楽を聞けばその瞬間に即座にワープする事ができるし風が心地よい場所で読んだ本に書いてあった言葉は、いつもよりスッと自分の中に入ってくるから。
もっと、色々な解釈ができるかもしれないしね。

DAY1
毎日が、“いつもと違う朝”
であればいいのにね。

何度もかけたアラームをようやく止めてどうにかベッドから抜け出したら、眠たい目をこすりながらいつものようにコーヒーを淹れ、今日も1日が始まる。

毎朝のルーティーンをこなし、前日急いで詰め込んだバッグの中身を確認したら急に実感が湧いてきて、胸が高鳴りドキドキしているのがわかる。いつもと同じだけど、いつもと違う朝。そう、今日は旅に出るのだ。お気に入りのカメラと、大きなバッグとともに。

最近、一人旅、してる?
旅行、と聞いて連想するのは友人や家族、パートナーと過ごす楽しい時間。だけどたまには、一人で歩いて一人で食べて、一人で新しい物を見に行かない?自分自身と対話して、自分が興味あるものにまっすぐに、小さな画面から顔を上げて外の世界を見てみると見落としてしまいがちなものも、発見できるかもしれない。

あ、映画をダウンロードしてくれば良かった。人気のコーヒーショップも調べてくれば良かったかな。
いや、今日の私は旅人なんだ。違う街で、いつもと同じ事をしても意味はない。

さあ、着いた。都会の喧騒を忘れさせてくれるような景色に出会えたら、迷わずガジェットはオフにして。
地図を頼りに、たくさん歩こう。


モコモコの羊と夢中になって遊んでいると、だんだんお腹が空いてきた。
そうだ、週末に開催されているマーケットを調べてきたんだ。最寄り駅に着くと、人々がみんな同じ方向に向かってる。なんだか楽しい音がするし、良い香りもしてきた。
ああ!お腹が空いた!暖かい太陽の下でおいしそうなデリとちょっぴりすっぱいレモネードでエネルギーをチャージ!
「全部この地域で採れた野菜か~。甘みがあっておいしいな。」なんて感心しながら、旅先の味を存分に楽しむ。
これが、ここの土地の味か。なんだか、この街を一気に知った気になる。
この味、あの人にも食べさせてあげたいな。そうだ、デイパックにまだ余裕があった。
お土産に、思い出の味でも買って帰ろう。

(FR100で撮影)
神戸市街から約1時間で市内とは思えない程の大自然を満喫できる六甲山牧場。ちょっと都会に疲れたら、広大な牧場で自由に走り回る羊たちと、一緒に芝生の上をかけまわってみない?ハイジの気分で一緒に戯れて、良い汗を流す休日もたまにはアリ。

YURIEの旅に欠かせない道具たち

① COMPASS / コンパス
たまには風の向きだけで旅してみない?“あっちから風が吹いているから~…”なんて言えたらもう正真正銘の旅人だね。

② FELT ADVENTURE HAT / フェルト アドべンチャー ハット
風で髪がボサボサになっても、雨に打たれてびしょびしょになってもコレさえあれば問題なし。

③ TRUNK / トランク
あまりぎゅうぎゅうに詰め込みすぎない事。お気に入りアイテムを厳選して、お土産のジャムを入れるスペースを確保。

④ DAYPACK / デイパック
おいしそうなアイスクリームをよく見つけちゃう旅先では両手が空くデイパックが必須。どんな服にも合うお気に入りのデイパックを用意して。

⑤ CAMERA / エクシリム FR100
アクティブな写真が撮れるカメラがなくちゃ始まらない。カメラとコントローラーを離す事ができるから、どんなシーンもコレさえあれば、一人でだって撮影可能!

⑥ TRAVELR’S NOTEBOOK & MAP / トラベルノート&マップ
持ち歩くだけでワクワクするようなお気に入りのノートと
自分のお気に入りスポットを書き込んだ地図でTHEアナログな旅を楽しんで。

YURIE
/ インスタグラマー

キャンプ、グランピング、ソトごはん等の写真が「おしゃれすぎる!」と話題の人気インスタグラマー。どんな場所でも、ちょっと工夫するだけでできるヒントが多数詰まったソトアソビのスタイルが人気。商品プロデュース、空間ディレクションや雑誌の連載など活動は多岐にわたる。 特技は頭の中で描いたイメージを"カタチ"にすること。2017年2月、KADOKAWAより初の著書「THE GLAMPING STYLE ~YURIEの週末ソトアソビ~」を出版。