FEATURE

僕らが旅に出る理由
- 写真を撮りに出かける旅 後編 -

MAY 31, 2017

YOUR CHAPTER
feat. YURIE

少しだけ日常を変えたい時、いつも「旅に出よう」と思い立つ。
新しいものに出会い、初めての物を食べ、見たこともないような景色を見にいこう。
そんな目新しい体験をするうちに、自分自身の新しい部分を発見する事になる。
“初対面の人と難なく話せている自分”、“初めて食べた食材をおいしいと感じる自分”、
“澄んだ空気に感動する自分”。
旅の醍醐味は、日常では出会う事が出来なかった“初めての自分”と出会えるところにあるんじゃないかな。
旅には楽しくて印象的な瞬間や、“永遠に続いたらいいのに”、と願う瞬間がたくさんある。
そんな、一瞬で過ぎ去っていく儚い瞬間を写真におさめて。
一瞬一瞬を切り取った写真を見返す度に
「積み重なって、今の自分がいるんだな」と思えるから。

DAY2
ただの色が、
自分にとっての特別な色に変わる瞬間。

旅先で綺麗だな素敵だなと思った色って、帰った後も印象に残っていて自分の特別なものになる。

以前訪れたひと気が少ないあの海の色は、なんとも言い表しようがないエメラルドグリーンで、その後似たような色の石の指輪なんかを見ると“あの海の色だ!”と今でもあの海を思い出すし、優しい藤色を見ると、太陽が眩しいバカンス先で “その色、とても似合っているね”と褒めてもらったあの服を思い出す。

そんな自分の特別を、大切な人におすそ分けするのも旅の楽しみの1つだ。

旅先から、家族や友人にハガキを出してみるのもいい。
ベタな観光名所の写真付きハガキがオススメ。
せっかくだから、今回はこの色鮮やかなお花畑の写真が使われたハガキにしよう。
そうしたら表に「綺麗な色だからおすそ分け。」って一言だけ書いて。

ついでに自分宛にも送ってみる。
「ハロー、3日後の私。数週間たって毎日を退屈に感じ始めたら、ここで聞いていた音楽をかけながらこのハガキを手にとって思い出して。きっと豊かな気持ちになれるから。」ってね。

(FR100で撮影)
見渡す限り広がる鮮やかなお花畑に、思わずため息がでてしまう。なんだか別世界に来てしまったかと錯覚してしまうほど。
ぽつんと立ちすくむだけで絵になるお花畑を背景にして、レンズをセパレートできるEX-FR100で腕をぐーっと伸ばし、鮮やかな黄色と青い空のコントラストを楽しんで。

ノスタルジックな街並みを見渡して、今回の旅に思いを馳せる。
名残惜しい気持ちもありながら、帰路につくのも楽しみになっている。
旅の前のワクワクも好きだけど、旅の後はいつもの日常がなんだかとっても新鮮に感じで、また新しい視点で周りを見る事ができるようになるから。
いつもの朝も、いつもの道も、いつもの作業も、いつもの夜も。
旅で得たワクワクする事を、日常に取り入れてみよう。
ありきたりな毎日を、全然違った1日に思えるように自分で工夫しよう。
そうやって、心の中で続く旅を引き延ばしていく。
旅って、いいよね。
旅をしている時だけじゃなくて、終わった後もおまけのようにこんなに良いことを残してくれるのだから。
さあ、長い道中を思い出しながらトラベルノートを更新しようかな。

家に着いたら、届いたハガキと撮り溜めた写真も挟んでおくよ。
そんな風にしてずっと楽しむんだ、次の旅に出るまでね。

YURIE
/ インスタグラマー

キャンプ、グランピング、ソトごはん等の写真が「おしゃれすぎる!」と話題の人気インスタグラマー。どんな場所でも、ちょっと工夫するだけでできるヒントが多数詰まったソトアソビのスタイルが人気。商品プロデュース、空間ディレクションや雑誌の連載など活動は多岐にわたる。 特技は頭の中で描いたイメージを"カタチ"にすること。2017年2月、KADOKAWAより初の著書「THE GLAMPING STYLE ~YURIEの週末ソトアソビ~」を出版。