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PROFESSIONAL VOICE
Vol.02

プロフェッショナルボイス Vol.02
クリエイター 杉山知之 × 川井拓也
これは、表現の道具であり、
感性を磨く道具。
撮る楽しみの先に
発見の楽しみがある。
デジタルハリウッド大学 学長
杉山知之(工学博士)
日本大学大学院理工学研究科修了後、同大学助手となり、コンピューターシミュレーションによる建築音響設計を手がける。
97年渡米、MITメディア・ラボ客員研究員、国際メディア研究財団・主任研究員、日本大学短期大学専任講師を経て94年デジタルハリウッドを設立。
2003年大学院、2004年大学を設立し、現在デジタルハリウッド大学・学長。
著書「クール・ジャパン世界が買いたがる日本」(祥伝社)など多数。
(株) ヒマナイヌ 代表取締役社長
川井拓也
ライブメディアコーディネーターとして企業から個人まで映像ライブ配信のサポートで全国を飛び回る。ライフログカメラや両面デジカメなどアーティストとしてガジェットを発表しており文化庁メディア芸術祭入賞も多数。2009年には「Twitterマーケティング」を共著で出版。2010年には日本のUST本第一号である「USTREAM 世界を変えるネット生中継」を初の単著として上梓した。ストリームディレクターとして大手企業イベント、広告からセミナー、地域イベント、報道関係まで多分野の中継を担当。
感性を刺激するクリエイティブフォトとは? デジタルハリウッド大学学長である杉山知之氏と、
ライブメディアコーディネーター川井拓也氏が、クリエイター視点から、
プレミアムブラケティングの楽しさ、面白さに迫ります。
カメラはモノを創る人にとって欠かせないツールです。
撮ることで何かを表現するだけでなく、撮ったものを見ることで自分も何かを得ることができる。
クリエイティビティをさらに高めていくことができます。(杉山)
カメラをクリエイティブツールとして見た場合、プレミアムブラケティングという機能はとても意味があります。
使ってみると、いろいろと発見がある。
1軸のブラケティングは今までもありましたが、2軸で撮影し9枚をじっくり見比べるという作業は非常に面白かったですね。(川井)

Case Study 1

この写真は、車のメーターを撮ったもの。夕方の時間帯で、外からの光は入るし、メーターのLEDライトもあって、いつもならホワイトバランスの設定に迷うところです。そういうときに効果を発揮するのがプレミアムブラケティング「ホワイトバランス×明るさ」です。

9枚のうち実際の色味に近いのは上段右の写真。しかし、作品としてはもっと暗い方がいいと思ったので、中段右の1枚を選びました。次に、この写真と比べてみたのが下段右の1枚です。さらに、芸術性が高くなっている。記録としての良さと、作品としての良さは違うということがわかります。

Case Study 2

リニューアルした東京駅のドーム天井の写真です。こういう微妙な色味は、時間帯や見た人の印象によって異なるので、表現がなかなか難しい。一発で撮るのは設定が面倒だし、かといって雑踏の中でたくさん撮るのも大変。プレミアムブラケティングなら、9枚をほぼ一瞬で撮影でき、後から好きな1枚をじっくり選べる。とても便利です。

9枚のうち実際の色味に近いのは上段右の写真。しかし、作品としてはもっと暗い方がいいと思ったので、中段右の1枚を選びました。次に、この写真と比べてみたのが下段右の1枚です。さらに、芸術性が高くなっている。記録としての良さと、作品としての良さは違うということがわかります。

Case Study 3

大雪の日に撮った高円寺の公園。夕方に近い時間帯ですが、空の色がよかった。プレミアムブラケティング「彩度×明るさ」を試してみました。撮った時間帯が変わったかと思うほど、違いが出ています。

選んだのは下段右の1枚。実際の明るさがこれくらいでした。彩度を上げているので、緑が鮮やかに出ている。全体的にブルーの印象が強い写真の中で、気持ちよい差し色になっています。イメージした1枚を狙って撮るのもいいですが、撮った後に自分の感性で選べるのがいいですね。

Case Study 4

偶然出合った一瞬の風景を切り取る。まさにコンパクトデジタルカメラの醍醐味ですね。しかし、こういう光を捉えた写真は設定が難しい。その点プレミアムブラケティングは、サッと撮って比べて見ることができる。イメージ通りのものがあればよし、なければパラメータの振り幅を変えてもう一度撮ってみる。そういう試行錯誤も面白い。

プレミアムブラケティングは「ホワイトバランス×明るさ」を使用。実際の色味に近いのは下段、上段はちょっと全体が見えすぎ。映画っぽい味わいがあるのは中段ですね。カメラの中に9枚がグルーピングされているので、こうやって隣り合わせた写真を見比べることができる。1枚ずつ順番に見るのとは違い、選ぶ楽しさがあります。

Case Study 5

さきほどと同じ公園の写真です。せっかく晴れたので、青空を入れて撮ってみました。使用したプレミアムブラケティングは「彩度×明るさ」。この組み合わせは使いやすいですね。いろいろなシーンに使えるし、違いがわかりやすいので選びやすい。

選んだのは中段右の写真。空の青さを出したかったのですが、上段は明るすぎるし、下段は人工的な感じがします。
また、画面中央に木がまっすぐに並んでいますが、その枝が黒々と影のように映っているのが中段の1枚。
彩度も上がり、コントラストも強くなっています。

Case Study 6

こういった建築写真はディテールをしっかりと写し取りたいのですが、全体から細部まではっきり見せようとすると、設定をどのようにすればいいのか、瞬時に判断するのは、なかなか難しいですよね。こういう写真を撮るときも、プレミアムブラケティングは役に立ちます。

試したのは「彩度×明るさ」です。明るすぎるとHDRっぽい写真になってしまう。最終的には、中段左の1枚を選びました。設定の違いで表現がどう変わるかわかるので、写真の勉強にもなりますね。

写真には、パラメータなどの数値がいろいろあって、始めたばかりの人はよくわからなくなってしまうかもしれません。その点、プレミアムブラケティングは、設定を変えた写真を一度に撮ってくれる。(杉山)

どの軸を選ぶか、軸の振り幅をどう設定するか。いろいろ試していくうちに自分好みの設定が見えてくる。そうなってくると写真の楽しさはぐっと奥深くなります。(川井)