

2008年、コンパクトなデジタルカメラでありながら、それまで業務用の機材でしか撮影できなかった最大1200fpsの超スロー映像の記録や、60コマ/秒の世界最速の高速連写が可能な、革新的なカメラが誕生した。それが超高速連写カメラ「EX-F1」で、今に続くハイスピードエクシリムの原点である。
この驚異のスペックを実現した背景には「0から1を生み出す」同社ならではのモノ作りの思想が息づいている。つまりデジタルの恩恵を最大限に生かし、独自の発想で他社には真似のできないカメラを作るというのが大命題。そんな中“見えない世界を見たい”という思いから誕生したのが、超高速連写、超高速動画撮影が可能なハイスピードカメラだったのだ。
このかつてないデジタルカメラは、専門分野からの支持は受けたものの、日常ユースにおいてはひとつの課題が残った。それが、その大きなボディサイズ。以後、開発を続け、これを克服。小型化を実現したのが「EX-FC150」であり、ハイスピードテクノロジーを応用しつつ、美しさ、楽しさにこだわって進化したのが最新の「EX-ZR100」なのだ。“毎日持ち歩きたい”というニーズに応えつつ、新たな驚きを提供し続けている。
Jリーグの「川崎フロンターレ」は、カシオとのテクニカルサプライヤー契約に基づき、U-10からトップチームまで、ハイスピードエクシリムの高速連写技術をフル活用している。そこで、チーム強化の一翼を担うフィジカルコーチの矢野由治さんに、その活用方法を聞いた。
「トレーニング中に撮影した画像を使って、走りを専門とする先生の意見を取り入れながら、選手とともに、より効率的な動きができるように考えていきたいと思っています」
ではどのような点で、実効性が上がっているのだろうか?
「同じトレーニングでも高速連写によるスロー映像を見せることによって、肉眼で捉えるよりも細かな点を指摘できます。また選手自身が映像を使い、動きを感覚的に捉えられるため、より的確にアドバイスできるようになりました」
今後、トレーニングとハイスピードエクシリムの関係はどのように発展するのだろうか?
「撮影した映像をDVDなどにして、基礎データとして管理し始めています。ますます利用価値が高まると考えています」


























