The true value of High Speed Camera

ハイスピードテクノロジーがコンデジの歴史を塗り替えた

“見えない世界を見たい”という思いから開発が始まったハイスピードカメラ。初代の「EX-F1」以降、常に技術研さんを重ね、ようやく完成したのが「EX-ZR10」であり「EX-ZR100」。速さだけでなく、美しさ、楽しさにこだわったことで“新たな世界”が見えるようになった。

コンパクトカメラに革新を起こした3台のハイスピードエクシリム

2008年、コンパクトなデジタルカメラでありながら、それまで業務用の機材でしか撮影できなかった最大1200fpsの超スロー映像の記録や、60コマ/秒の世界最速の高速連写が可能な、革新的なカメラが誕生した。それが超高速連写カメラ「EX-F1」で、今に続くハイスピードエクシリムの原点である。
この驚異のスペックを実現した背景には「0から1を生み出す」同社ならではのモノ作りの思想が息づいている。つまりデジタルの恩恵を最大限に生かし、独自の発想で他社には真似のできないカメラを作るというのが大命題。そんな中“見えない世界を見たい”という思いから誕生したのが、超高速連写、超高速動画撮影が可能なハイスピードカメラだったのだ。
このかつてないデジタルカメラは、専門分野からの支持は受けたものの、日常ユースにおいてはひとつの課題が残った。それが、その大きなボディサイズ。以後、開発を続け、これを克服。小型化を実現したのが「EX-FC150」であり、ハイスピードテクノロジーを応用しつつ、美しさ、楽しさにこだわって進化したのが最新の「EX-ZR100」なのだ。“毎日持ち歩きたい”というニーズに応えつつ、新たな驚きを提供し続けている。

専門的→一般的

EX-F1 60枚/秒という世界最速の連写を実現。デジタルカメラの新しい価値を生み出した、記念すべき1台だ

専門分野から圧倒的な支持を受けた驚異の連写性能を誇る初代
撮りたい瞬間を逃さない連写性能や動きがスローで見えるハイスピードムービーが、それまでなかった新たな世界を構築。ただし、その特化した性能ゆえ、野鳥撮影や昆虫観察のほか、物理や化学の実験・検証など、用途は専門分野に限定された。またボディが大きく、多機能で操作が難しく、日常では使いにくかった。

EX-FC150 裏面照射型CMOSセンサー搭載。高速連写は40枚/秒。使い勝手を向上させて、日常的に使えるコンデジとして展開

ハイスピード技術を受け継ぎつつ小型化。一般家庭でも使いやすくなった
優れた高速連写機能やハイスピードムービーはそのままに、EX-F1の弱点であった大きさを克服。小型化したことで普段使いを可能とし、特に運動会や部活、遊園地など、動きのあるシーンでの活用をサポートした。また、裏面照射型CMOSセンサーを採用することで、感度が大幅に向上。夜景や暗い室内でも高精細に撮れるようになった。

EX-ZR10 EXILIMエンジンHSを搭載した、新世代のハイスピードカメラ。HDRやHDRアートなど多彩な機能を備える
EX-ZR100 写真革命の2ndステージモデルへ。ハイスピードによる新しいユーザーメリットを追求した高品位モデル

ハイスピードを他機能へと応用。誰でも手軽に使えるように進化
ハイスピードテクノロジーがさらに進化。高速連写やクイックレスポンスはいうに及ばず“HDR”や“HDRアート”をはじめ、速さ以外の機能に技術を応用し、写真の美しさ、撮る楽しさを追求。また小型化され、操作もより簡単になったため、スポーツシーンといった用途に限定することなく、日常におけるさまざまなシーンで活躍する。

プロスポーツの強化にも使われている ハイスピードエクシリムの実力

Jリーグの「川崎フロンターレ」は、カシオとのテクニカルサプライヤー契約に基づき、U-10からトップチームまで、ハイスピードエクシリムの高速連写技術をフル活用している。そこで、チーム強化の一翼を担うフィジカルコーチの矢野由治さんに、その活用方法を聞いた。
「トレーニング中に撮影した画像を使って、走りを専門とする先生の意見を取り入れながら、選手とともに、より効率的な動きができるように考えていきたいと思っています」 ではどのような点で、実効性が上がっているのだろうか?
「同じトレーニングでも高速連写によるスロー映像を見せることによって、肉眼で捉えるよりも細かな点を指摘できます。また選手自身が映像を使い、動きを感覚的に捉えられるため、より的確にアドバイスできるようになりました」
今後、トレーニングとハイスピードエクシリムの関係はどのように発展するのだろうか?
「撮影した映像をDVDなどにして、基礎データとして管理し始めています。ますます利用価値が高まると考えています」

川崎フロンターレ フィジカルコーチ 矢野由治さん
2007年、U-22日本代表のフィジカルコーチを務め、’09年から川崎フロンターレのフィジカルコーチに就任する。多彩なトレーニング方法でチームの根幹を支える

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