


どこでどんな瞬間に遭遇するか分からないから、海外はもちろんのこと、近所のコンビニエンスストアに行くときですら、必ずコンパクトデジタルカメラを持ち歩きます。今回これを使って感じたのは、すべてにおいて“速い”という点。起動はもちろんフォーカスが速いし、シャッターを切ってから、次に切れるようになるまでのインターバルがとても短い。高速連写なので、決定的瞬間を連写で押さえることもできる。
この速さを生かしたHDRもすごいですね。出来上がってくる画像は、実際の風景を眼で見て、脳の中で合成した記憶の“美しい写真”に最も近い。これなら、旅先で撮った写真を見返し「もっときれいな場所だったのに…」ということもないはず。見事です。
HDRが“実”だとすると、HDRアートは“虚”で、同じ風景でも違う世界を見られるから、撮っていて楽しい。しかもボディ上部のダイヤルを回すだけでモードが選べるっていうのは、使いやすくていいですね。
また、感心させられた機能のひとつに“パスト連写”があります。例えば子どもが振り返る瞬間を待ってカメラを構えていたとします。でも振り返ってからシャッターを切ったのでは遅い。ところが半押ししておけば、過去に遡って画像が記録されているので、決定的瞬間がしっかりと撮れている。これには正直、単なるコンパクトの存在を超えていると思いました。
そして電池の持ちが素晴らしいことも付け加えさせてください。丸1日撮っても予備の電池がいらなかった。これなら仕事のサブカメラとしても十二分に機能してくれます。これもさりげなくすごいポイントじゃないでしょうか。

HDR合成に出合って写真を始めた僕にとって、デジタルカメラはHDRアートにどう役立つかで価値が決まります。その視点に立っていえば、このカメラはそもそもベースとなる画質が良く、HDRアートに最適。試してみると、まるでスナップ感覚! 手持ちかつ、しかもワンシャッターでHDRアートが完成してしまう。三脚にデジタル一眼レフを固定して撮り、PCで完成させていた私にとって、これは、想定外の驚きでした。その結果、構図が決まるまで待ってくれなかった動物や、走り去るクルマといった、これまでHDR合成の被写体になりえなかったものまで被写体になります。これなら、被写体を選ばないし、HDRアートを知らなかった人でも簡単に楽しめるのがいいですね。そういう面で、これは魅力的な1台だと思います。またHDRで撮った空の美しさには、本当に驚かされましたね。
使ってまず驚いたのは、電源を入れてすぐに反応する点。しかも、レンズが伸びたのが分からないほど静かでビックリ。その上、シャッターを押した後、すぐ次が撮れるからイライラしない。今までのカメラは作動が遅くて、シャッターチャンスをよく逃していたけれど、これは本当に速いから「撮りたい!」っ思ったときにすぐ撮れる。iPhone 4だと、動く鳥とか絶対撮れないですし、速いのは大事! しかもプレミアムオート≠ネら簡単だし、失敗もない。暗いところでも明るくてキレイに撮れるし、画質がめちゃめちゃいいですよね。自撮り≠烽謔ュしますが、最高なのはBS<a[ド。普通、自撮りしたときは、目をつぶっていないかなど1回ごと液晶モニターで表情を確認しなければならないけど、このモードだと連写で撮れて、後から好きな表情を選べる。モードダイヤルで切り替えるだけだから、分かりやすくて使いやすいですね。
連写なら、表情を徐々に変えながら撮れるのもポイント。その中からお気に入りを手軽に選べる



















